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レトリスムへの伝言は黄色い殻の発熱機

音言遊戯帖第86集

 

  

     Сообщение LETTRISME оболочки желтой лихорадки машина 

 

❏ 2011.12.20-2012.11.3 

❏ Шесть восьмидесятый том тетрадей для игры звука слова

 

 

Девяностый том тетрадей для игры звука слова Звук,звукозапись,стихи,Фото.и дизайн:.ОНЮГИ. Программное оборудавание, Cakewalk/MUSIC CREATER 5. ZOOM Handy Recorder H1.Shure SM57 микрофон,Cardioid DM-876S микрофон и Yamaha MV802 Хроматической насторойка,MT-1200,TU-12H. Зписался на звукстудии ругнои работы ОНЮГИКАН. 20 Декабря 2011~3 Ноября 2011.   URL:http://onyuugi.wix.com/onyuugi/ Блог :言遊戯帖:http://kotoyuugi.seesaa.net/ 音遊戯帖:http://onyugiguitar.seesaa.net/ Email:onyuugi@infoseek.jpMusic,recording,poem,photo and sleeve design by onyugi. Recording application software Cakewalk/MUSIC CREATER 5. ZOOM Handy Recorder H1.Shure SM57 microphone,Cardioid DM-876S microphone, and Yamaha MV802. MT-1200 Multi temperament tuner,Chromatic tuner TU-12H, Recorded in The Handmade Studio ON YUGIKAN. 20 December 2011~3 November 2012.  URL:http://onyuugi.wix.com/onyuugi/ Blog :言遊戯帖:http://kotoyuugi.seesaa.net/ 音遊戯帖:http://onyugiguitar.seesaa.net/Email:onyuugi@infoseek.jp

使用楽器・音具 Музыкальный инструмент/Звонкои инструмент

 

 

ギター6・Electric acoustic guiter(ovationNS781-5 86)

ギター1・Acoustic guitar(Maruha・FB200M)

石(青)

 

YouTube

 

2:38 11:19 4:15 6:34 6:24 7:26 5:04 7:14 5:04 5:09 5:17 4:22

 

Общее время звучания Total time 70:41

各曲には長い沈黙が収録されています。ご注意ください。

レトリスムへの伝言は黄色い殻の発熱機

 

レトリスムへの伝言は黄色い殻の発熱機。不意の過去箱は濡れたタオルケットの文字に似ていなくもないが、答えはいつもどうどうめぐり。桟橋を温もって駆け抜けたAを懐かしむようなナイーブさは許されないにしても、後退は怖気と違うと強弁するのも安すぎる。カンパネルラは枕木を集めて、事前の約束を内面に飾っているのかもしれないし、二度と覗くことのない放射円はいまだにスペルをチェックされている。戻りすぎた砂時計を抱えきれなくて、韻を踏んでいたのは凍りついた川に近づきすぎたモスクワの詩人だったが、すでにモノクロームの膝をいたわりながら、辿りすぎた手帳を折りたたんでいる。

 

皮肉はカモメに連れ去られたゴム風船のように

 

皮肉はカモメに連れ去られたゴム風船のように、魂を抜き取られたゆがんだ俯瞰図。いくら言葉が重なっていたとしても、重なるほどの無力の空恐ろしさは断ち切れた安易眼さえも素通りを許すことがない。とはいえ、水浸しにされた脱力への8時45分は、それでも、旋回する遊具の夢を見ている。黄色い眼差しを置き去りにして、ガラスの分身を抱きしめていたのも、きっと夢でもなかったのかもしれない。そうして、震えを気づかれないようにとより抱きしめていたのは何のためだったろう。「眠りに就こう」そうして、これから残しに行く一文字をその身から剥がして砂をかけておこう。

 

スノビズムへの懐質は滞りの浮沈でもあり

 

スノビズムへの懐質は滞りの浮沈でもあり、廃域へと二重に帰巣する。いない文書庫のテレフォンナンバーは切要された温みへの折り返しのさらに分岐でもある。それでも、交互に渡された曳航への軌跡はつまびらかにされることもないままに、次の基地が目指されている。飛び込んで、失われたメビウスを訪ねることの喪失感はいまさらながらのものではないが、検索されてなお、肌の内側を徘徊しようとするつつましやかさは遠い儀式に施されかけている。とはいえ、逡巡は言葉さえ許されることもなく、しめやかな着地の枯渇を開きながら、殻の空室論を模糊聖と一緒に考えているのかもしれない。

 

接続された暗中模索のキリンの箱庭に

 

接続された暗中模索のキリンの箱庭に、ディスプレイに見つめられ続けた焦点の定まらなさは断ち切れた滅びの遊具。にしては、どことない片目の問いかけは空に向かいながらうつむいたクレーン車のつぶやきでもあるし、岸へと向かう待たされた時間でしかないかもしれない。噛みしめて、冷えた倉庫にぶつかり続けるのは本意ではないと知りながら、アンダーラインは容赦なく人を排除し続けてもいる。片道切符さえ標準時にうながされて、「でもね」ごと弾き返されていたのも仕方ないのかもしれない。四角い球形を模索しはじめたばかりに、そのまま、さらにそのまま屈折したままファインダーに収まっていたのは難破船の設計図だ。

 

したがう造型への過ぎ行く這いずれに

 

したがう造型への過ぎ行く這いずれに、衣をなくした犬たちの鞄の中身。詰め込まれた推敲の音先の道づれは、開かれたままのコーダを習い続けてもいる。その櫂をくぐりぬけて、窓辺の彫琢に魅入られていたノアの人は、翳りかけの電信柱の忸怩を知るのだろうか。冷えたイルミナシオンを疲労の糧とするのも悪くはないが、切り取られた空の混濁も捧げられてもいい。突き当たり、そこまでしかいけなかったことの、そこまでいってしまったことの、どこまでもの湖水はその唐突さに煙突している。だからというわけではないが、天井のクジラの骨は、滴の中にあって、卑小にゆがんだこちら側を眺めてもいるのだから。

 

その他の確認事項を吊る下げて

 

その他の確認事項を吊る下げて、公文書2の瞳孔は秕政の虜に染められている。M図はたたされたままの3日間を疑うこともなく、葉池に乗せられて、禁の分析に噎せ返っている。そうして、帰郷は鋼の森に許されたばかりの色彩感を背負いながらの、とりとめのない言葉をなぞり続けてもいた。寄せられた土のぬくもりにも似た俯瞰の覚え書は、ガラスに届けられたはがきに傷つけられてもいたし、ほのめかされた要約を切れそうな糸に結びつけながら、冷たい構築を権利として与えてもいた。きまりきった混在の誘惑はアトラの少しばかりの改行を残しながら、雨のビルに拡散している。

 

フェイドアウトするほどに広がる残影の表決に

 

フェイドアウトするほどに広がる残影の表決に、反転する丸め込まれた文字の質量。つぶさに彩られた後ろ向きの水島と、踊り行くいにしえの打鍵装置の絹立ちと、差異。呼び止められるままの表面積はズレを繰り返し、瞳の胚性を失っている。縛りかけた即興への思慕と、ふつつかな船酔いと、からみつく鉄格子の均質。もどりの鱗を拾い集めて拡声機にしてゆく、その痛みには、過剰にすぎる孤立が3.5ミリでしかない。踏みあぐねた末の左脳の傷は、ほころびの縫い目にもてあそばれる虫の戸惑いでもあり、どこまでも続く×印でもあり、小刻みに下がり行く喫茶室の逃げ腰でもある。

 

痩躯への付箋は拡大された沈殿池の側面と

 

痩躯への付箋は拡大された沈殿池の側面と、落とされてなお、ぬくもりの通り抜ける高架下。自立化したものは克服されて、さらに閉塞を引き受けながらの開かれたプロセスならば、水の切られた緊張をゆく不安顔は誰のものだったろう。そうではなく、不安への不安をねぎらう不安かもしれなかった。そうであるならば、ルネサンスのアルスにも似た慎重さの渡りに貼り付けられていたのは、やはり磔の具体音。価値の体系はあくまでも賽にほどこされた逡巡に過ぎなくて、「あとがき」の意味をもう一度振り返ることでしかないのかもしれない。ならば、塗炭に潰されていたのははかない液晶に映し出された地下鉄語の住人。

 

溶けるのに100年かかるのが溶けることならば

 

溶けるのに100年かかるのが溶けることならば、沼地の断面の不透明さをサラダボールにしても、なお、混ざらないと説いていたのは齧りかけた歯車の文化人類学者。その意味を解読するには眠りは深く、扉の前でのつぶやきも力を失いかけてもいた。まぶしさは杓子定規の地獄に思えて、なおかつ地獄が人の考え出したものにすぎず、だからこそ地獄であるように、綴られたファイルの一行に収まっていたのがやはり現在なのかもしれない。と、どこまでも嘯いて人の数字を並べていたのもやはり空恐ろしさの、近づきすぎた空港への道。

 

星の切符をピュリして探しにいく

 

星の切符をピュリして探しにいく、ホイッスルは絹ずれの廃性をくねらせて、照り返しの印画を焦点に定める。繰り返されては立ち戻る現在という重層の揺らぎに、かつての溶けた擬制は言葉を失うかもしれないが、いつのまにかの途絶えは処理されたままの形骸を錆に曝している。横を向いて、その一瞬の時刻を飾るものは限りがなくて、島影へと舫われるテープレコーダーには具体が刻まれている。ならば、その敗因を砂に求めて瓶に投げ入れよう。底への指示されて、祖国を追われることのつらさを内在化して、その後を地軸化して、断説へのグラデーションを少しずつ曳いてゆく。

 

拾い物のデータベースを高架にして

 

拾い物のデータベースを高架にして、23期への誤解を縁取りしているのは爪跡の口を開いた焼け石ぼっくり。傾きかけた褪色語の沈黙を数えていたのは帽子のともにいる時間かもしれないが、投げ出された灰質の定期航路を待ち続けていたのもめがねの雲行きかも知れなかった。事後の魚列をあてにしていたのは、素通りをこしらえていた太陽の人でもあったし、まだはじまったばかりのけだるい8文字目の進軍ラッパ。そしてまだしも木枯らしを食べつくした得意げな色素沈着でもあり、宇宙の隣の02305性でもある。黄身は焦げたまま白身を呑み込んで目次も片隅におそらく鎮座している。

 

ベルギー小屋の有孔虫に知らされて

 

ベルギー小屋の有孔虫に知らされて、掻い出されてきたのはラジオの無垢の朗読。後知恵から位置を見定めるのは簡単かもしれないが、そこにあることの固い鉛筆を舐めてみるのは容易なことではない。衝撃性は知らされたものにのみ訪れていたのだし、ましてや、店先の4次元ポットに心許していたのは鱗粉の隙間だらけだったし、厳かへと向かういつでも立ち尽くす睥睨でもある。飛び込んで、一瞬にして終わるのはあまりにも切ないにしても、路上に転がった手袋の実在を秤にかけてみてもはじまるものでもない。追いかけたつもりでいつまでも停止しているのは計算された誤算にしても、入れ子のハンブルグだ。

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