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遺制的論理の停滞する理由の  音遊戯帖第63集

 

   

      Системная логика причины застаивается

 

❏ 27 Сентября 2010~27 Феврая 2011.

❏ Три семдесятый том тетрадей для игры звука

 

 

Звук,звукозапись,стихи,Фото.и дизайн:ОНЮГИ. Программное оборудавание, Cakewalk/MUSIC CREATER 4. Shure SM57 микрофон,Cardioid DM-876S микрофон и Yamaha MV802 Хроматической насторойка,MT-1200,TU-12H. Зписался на звукстудии ругнои работы ОНЮГИКАН. 27 Сентября 2010~27 Феврая 2011.URL:http://onyuugi.wix.com/onyuugi/ Email:onyuugi@infoseek.jpMusic,recording,poem,photo and sleeve design by onyugi. Recording application software Cakewalk/MUSIC CREATER 4. Shure SM57 microphone,Cardioid DM-876S microphone, and Yamaha MV802. MT-1200 Multi temperament tuner,Chromatic tuner TU-12H, Recorded in The Handmade Studio ON YUGIKAN. 27 September 2010~27 February 2011.URL:http://onyuugi.wix.com/onyuugi/ Email:onyuugi@infoseek.jp

 

 

使用楽器・音具 Музыкальный инструмент/Звонкои инструмент

 

 

ギター10・Acoustic guitar(TAKAMINE・TSA800)

ギター2・Electric acoustic guitar(ovation1587-9)

桑活性剤のビン

缶13(「旨茶」アサヒ飲料㈱)

缶12(「トマトジュース」カゴメ㈱)

スーパーボール(ピンク・イエロー)

鈴(りん)

缶10(あけぼの・おいし焼き)

へそころクリスタルタンブラー(大)

縦笛8(茶)

でんでん太鼓

レインメイカー2

クリップ(青)

お椀

どんぶり

フレーム太鼓

カウベル1、2、3、4

チャイム(竹・小)

チャイム9(竹)チャイム2(小)

木魚3(京都実光院)

弓(サーランギ)

かたかた1、2

ワイングラス(赤)

水笛

陶器(矢田典子氏作)

 

音遊戯 игры звука

 

YouTube 

 

1  4:43
2  8:41
3  7:50
4  7:20
5  7:55

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7  4:19

8  7:10

9  3:25

10  9:01

11  7:15

12  4:48

 

Total time Общее время звучания 77:11

各曲には長い沈黙が収録されています。ご注意ください。

遺制的論理の停滞する理由の

 

遺制的論理の停滞する理由の、その果てのたどり着けなかったボール紙の匂いと共に、知ることは詩声。メルツは胴間声を細かく折りたたんで、飛躍をもとめられることへの禁忌を謳いあげる。変換された連符のモノローグは地上の未定形をさまようこともあるが、時として、その身体の息苦しさに溺れることもあった。塀はすぐそこにあって、向こう側の嬌声を映すことはないが、その意味も気づかずにお手玉に明け暮れていたのはクルト・シュビッタース。今思えばあっという間の距離でしかなかったけれど、錆びたネオンは記憶にはさまれて、だからこそ句読点の定めを反芻することもできるのだ。

 

とげの生えたヘロドトスの提題に

 

とげの生えたヘロドトスの提題に、リングの外にいたのは黙読の御者。滑車は非文字式の古語に打たれた鈴の音を押し殺しながら、円環の周辺を探している。定型句はあざやかに論理の隙間をすり抜けて、一度は重ねられて、忘却という疑問符に疑いを投げかけてもいる。投擲は届かなかったとしても、ハノイへの自分自身への過剰は重たすぎて海へ落ちてしまったけれど、の缶の位相にはもともとかなうはずもなかった。さらに海はハサミ色に割られて痛々しくもあったが、言葉の信頼性への誤読への期待は評価されることもなく、冷えた回廊の端っこを細々と匍匐するしかないのかもしれなかった。

 

佶屈はゆるやかな失語に包まれて

 

佶屈はゆるやかな失語に包まれて、走る差異はいつのまにかの鮫が泳ぐ。排出されて、再処理は循環するネジ型式の警報をも意に介すことはない。とはいえ、隠された日付窓の下にはよくあるヴィオラダガンバの空洞が煙幕を追いかけてもいて、目次の多さに驚いていたのは看板。青い短針は後ろ向きの前輪につながれたままの花束を拒否していたし、もうすぐ銀行の賽の目に心躍らせてもいたのだ。ジャイロは綱渡りの駅前を立ち止まらせてもいたし、あの日の大きさはコースから外れたまま名もない川に沈んでしまった。だからというわけではないが、忘れられた鍵は扉の線状に差し込まれたままなのだ。

 

油まみれの鳥籠のいないパステルだったにしても

 

油まみれの鳥籠のいないパステルだったにしても、琥珀の言葉の繋ぎには人を思いやる鉄条網があったはずだ。ゆるかな坂を抜け、俯瞰する古都の尖塔を開かれた塗り壁の秒読みへの憧れだとするならば、巻き取られたしぐさは門番の本懐かもしれないではないか。制限を制限として受け入れていることへの免罪は許されないとはいうものの、その先の沈黙はより罪深く、傍観者としての屈折を理解することはできない。流されて、汚濁をさまようプテラノドンのくびきには、開かれた脱走があったにしても、開かれていることの意味があるからこそ開かれてもいることを誰もが知っている。

 

跡付けられた精査が丹念に覆されてもいて

 

跡付けられた精査が丹念に覆されてもいて、稚拙な計算機の物資供給は期待される隋道のエンジン。早々に句読点は付けられないと、炉の周りをおそるおそるの上書きの偶然が息を切らしてもいたし、4センチばかりとはいえ、濃密さはフィルムの顔を傷つける。こぼれては転がる下への下降は清潔な鉄棒と共に、やがて、背後のスクリーンに映しだされることもある。散逸を恐れるまでもなく、仕舞いこまれた想念ははじめからなかった往還のそばを、その日の未来を振り落とすことさえあるのだから、「メダカをなめてはいけない」と歯を食いしばっていたのがなつかしいといったのはfの隣人。

 

低きに流れる凡庸さに

 

低きに流れる凡庸さに、ゴム印はやわらかすぎると割り箸で○を描いていたのは路地裏の緑虫。その悲哀は物干し竿にしまっておくしかないと、言葉の前衛は担架に運ばれてマイクの前に立ちました。子音は飛び散って何も見えなくなってしまったけれど、転がったままのバクーニンは今でもプラハのお城に寄り添いながら、昨日の再建を夢見ている。果ては誰も知らないようで一つだけは憶えられてもいる。バラライカはとうに太鼓に変わってしまったけれど、中空の「モフキエ‘」は構成主義の風車のように、「いい色して」回っているねえ。

 

あたためられた禍根の第一変換から

 

あたためられた禍根の第一変換から、突然の閉鎖までは説明の必要もなく、舵は取られて三角鳥を記録する。訊ねてわかる向かい合う出口の真ん中のスポンジ地球儀には、こうもり傘の自転車がよろめいてもいたし、禁句はそのままに薄氷の本棚に仕舞われている。だからこそ、宴の前の当惑は最後のフォークにベルトコンベアされていたのだと思う。追いかけて、うずくまるよりも、下敷きになった椰子の実の半月板にさえ、そっと届けられた暗闇のリンネルがよく似合っていたし、リービヒの計算にはニンジンもおぼつかない。そうして自らの欠落をあざ笑うよりも、窓は斜めに錆びている。

 

月を捕りにいって転んでしまうのはふがいないけれど

 

月を捕りにいって転んでしまうのはふがいないけれど、捕ってしまって地球が傾いてしまうのは近代読者に失礼かも知れない。それでも傾いてぶら下がっているのは、北の水平線のяблокаなのだから高原のステップには馴染みがないと嘆いていてもしょうがない。蜘蛛の糸は冷たい暗闇に、それこそ、線状性の時間をたどりながら、土星の後頭部にへばりついていたのだからせめてそこまでパイプラインを敷設するのが務めというものなのかもしれない。。。。はいくつ並んでいても言葉にならないかもしれないが、;;はきっと月よりも大きいクレーターが尻込みしながら始業のラッパを待っていてくれるだろう。

 

描きかけのスペルを思い出せなくて

 

描きかけのスペルを思い出せなくて、とりあえずの調律に裏返っていたのは窮した回答への霧の5月。「そんなときもあったっけ」とつぶやいていたのはお池のぼうふらかもしれなくて、乾いてしまったらえびせんべいみたいに静かに並んでいた。もう一度水をかけてみたものの、「時計の針は戻らない」と知っているくせにキャンバスに貼り付けていたのもなんだか後ろめたいような気もする。それでも、クレーン車は巨大なコンクリートを破壊しながら「街」という濡れ手袋を描き続けてもいるし、いつかたどりつく7行への醒めた予感と共に出口を間違ったりもしている。

 

紫の透視図法を回遊していると

 

紫の透視図法を回遊していると、密室には燦が捻じ曲がって、灰色説を出ている。扉をひらいて、隅の重心に入っていくと、密室は凶としての誤解を、やはり密室に捻じ曲がっている。そうして、燦はアルファベットにレイアウトされた描画の隙間から、たった7時32分の硬質な被写体をぼかしながら路地の工房へと誘われてもいたが、つまりは密室だった。いつになったら、燦は開かれた密室という自己撞着性に立ち戻ることができるのだろう、というのは愚問に過ぎないが、ようやくの微動に心をときめかせるのもそうわるくはないと、高速道路の下にうずくまっていたのもやはり、燦密室、ではなかった。

 

希望は集塵の箱にされて

 

希望は集塵の箱にされて、ほどこされた握りの消火栓と、ばらばらにされた調律の脱された構築。準備は整うまもなく42ミリに連れ去られたままの距離をなおも準備する。たとえ、ヒストリズムは鍵付きの空欄を残したとしても、わずかばかりの錯誤を弄ぶだけだろう。だからといって、肌に焦げついた傷跡はいまだに生々しさを溶解するわけでもなくて、メニューバーには不純のミルクが張り付いてもいて、次の距離を待っている。泥濘はそうであるからといって、夜中の床面積の搬入された苦汁の単位を忘れてはいないし、そう、ましてや、水に滲んだ色の油としてのブルーボール的反発の硬直を楽しんでもいるのだ。

 

限られて発露は緩みに精査されて

 

限られて発露は緩みに精査されて、再度の8画の諮問を取り出したままに喉を潤す。島嶼への箴言は二層の回路に過ぎないかもしれないが、羽ばたく胎生期への新しい文書の薫陶をかざしてもいる。その遠隔にさえ刻印されてもいる油彩の階層化において、何処までもかかわろうとするのは移動すべき言語の自己同一性に惑わされているのだろう。それでも、亜白亜の宴の広がりにめまいを覚えていたのも事実だし、皮相な理解はどこまでも綱渡りの逡巡でしかない。見つめるあまりにも切断された鮮明は、間違われた電話番号の雨でもあったし、塞ぎの時計台の内部への鼓動の急ぎでもあった。

 

 

 

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